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店主:山川 宏
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 盤鷹凧の揚げ方(其の一)
 (《盤鷹風筝》(藍天著)より抜粋)

1)自然旋回盤鷹の揚げ方
 初心者の場合、先ず自然旋回盤鷹の揚げ方を学ぶことから始めるのが重要である。その方が簡単であり、且つ基本的な方法だからだ。
  いわゆる自然盤鷹とは、一方向への旋回しか出来ない盤鷹である。風を受けて一定の高さまで凧を揚げれば、鷹は、右回り或いは左回りなどの明らかな兆しをみせはじめる。この時、直ちに糸を繰り出し、糸のふけ(緩み)具合をうまくコントロールできれば、鷹は左右どちらか一方向の旋回を始めるプロセスができたことになる。
 自然旋回盤鷹は“単盤鷹”とも呼ばれている。それが常に右回りなら“右盤”、左回りなら“左盤”と区別して呼ぶ。右盤であれ左盤であれ、それは鷹凧が作られた時点で決まってしまい、基本的にその性質は変わらない。
 揚げる時は先ず鷹凧を30〜50メーター離れたところに、鷹の頭が風向かいになるように置き、揚げ手は風上から糸巻きリールをしゃくれば鷹は風に乗って揚がり始め、糸を引く力をアップ(リールを巻いて)すれば迅速に上昇していく。
 普通の状況下であれば糸と地面の角度が45度以上になれば、糸を放って旋回を始められる。望ましい角度は45〜80度の間であり、この範囲内なら鷹は明らかに反転する。なお糸を放ち旋回への過程では、揚げ手は常に糸の張り具合を注意深くコントロールしなければならない。
 もし張り具合がきつ過ぎると鷹は掉高現象を起こす。つまり鷹が方向転換して戻る時に大きな落差を伴った動きになり、甚だしいときは地面に墜落したりする。
 凧の構造の違いにより、ある種の鷹は旋回時に糸の張りをあまり緩くできない。また糸の張りがまったくない状況下でも飛行状態は構造の違いを反映する等々。つまり糸の張り具合の加減調整は鷹によってそれぞれ異なるのである。
 鷹が回って揚げ手の方に戻ってきたとき、一つの旋回が出来上がりである。この時はリールを巻いて次の旋回操作に移っていく。風の具合がよければ糸を繰り出せば、鷹の高度は徐々に上げられる。もし無風あるいは不十分になれば、糸を巻き寄せながら回収する(下りてくる過程でも盤鷹操作ができる)
 盤鷹に最も適した風力は1〜3級だが無論、それぞれの鷹凧の抗風性能によって一概には言えない。
 ここで、少し説明を要する幾つかの問題点について触れてみたい。 先ず鷹凧の構造、寸法、作製技術や材料などの違いは鷹凧の性能に大きな影響を及ぼす。又たとえ鷹凧の出来栄えが良くても、よく飛べる鷹凧にするには更に適切な調整を経る必要がある。盤鷹凧にとってこのような現象は珍しくもない。ときに殆どそっくりな二つの鷹凧でも飛行効果に大きな相違が出てき得る。これもよくある現象で、凧の構造上の些細な違いが飛行状態に影響を及ぼしているのである。
 鷹凧を揚げ、旋回飛行に入る過程で以下の状況に遭遇することがある。
(1) 鷹凧が真っ直ぐに上昇し一定高度に達したあと、鷹が後ろ向きになりそうだ。このようなときは、ただ糸を放てばいい。
(2) 上昇の過程で、鷹が左右に揺れ動き、蛇行しながら上昇していく。これは鷹の状態が良いしるし。しかし旋回に入るときの鷹の向きに注意しなければならない。もし凧が右旋回凧(右盤)なら左には回れない。それが左に回るようなら二つの可能性が考えられる:一つは風が強くなり、風に耐えられずに翼が左側に折れ曲がってしまった(翼の変形)。 もう一つの可能性は、その鷹は元々、単盤鷹でなく双盤鷹(左右両旋回可能の鷹)であったのだ。双盤鷹凧の揚げ方については後ほど触れる。
(3)上に述べた二つの状況以外に、更に別の状況の可能性がある。それは鷹を揚げようとするとき、予期した高度まで昇らず、昇る途中でどうしても一方に偏っていってしまう現象である。それは私たちが俗称でいう“右突”あるいは“左突”である。    

 左右突の出現にも二種類の可能性がある:一つは鷹が目下の風力に耐えられず、不自然に後ろ向きになろうとするケース。別のもう一つの可能性は、鷹の翼に問題が生じ、両側の翼の受力が不均等になってしまったケースである。
両翼の受力の不均等の原因としては、両翼の肩骨の弾力性が一致していない可能性があげられる。:肩骨と瓢箪(胴体)の部分に比較的大きい変形が発生した:或いは両側の翼のつけね周りの弾力性が異なっているなど。これらの原因により上述の事態が起き得るのである。
これらの問題の解決には先ず不具合の原因を分析すべきで、それから情況に応じて適宜に処理し、必要な調整をしなければならない。
 自然旋回盤鷹は操作方法が比較的簡単であるが、そのシミュレーション効果(鷹の動きの迫真性)は決して見劣りするものではない。
 自然旋回盤鷹を揚げることで、できるだけ“安定し、ゆっくり、漂う”等の感覚を習得すべきである。
 旋回軌道を大きく、飛行動作が安定するように努め、糸の張り具合のコントロールを適切にすること等。こうした手法によって最良の迫真性効果がもたらされるのである。